アンサンブル・アディについて

チェンバロとコントラバス、
そこから広がる音の世界

アンサンブル・アディは、チェンバロとコントラバスにさまざまな楽器を加えて演奏をお届けする、室内楽アンサンブルです。2002年より「音の綾取りシリーズ」として横浜市開港記念会館のレトロな空間で毎年3月に開催しているコンサートを中心に活動しています。
チェンバロの華やかな色彩と、コントラバスの濃い縁取り。そのキャンバスにさまざまな楽器の色を加えて描く音の世界、それがアンサンブル・アディの魅力です。

大西 雄二(コントラバス)

室内楽を中心にした演奏活動をおこなう。アンサンブル・アディの他、アンサンブル・アルス・ノヴァで宗教曲を、横浜バロック室内合奏団と古典室内合奏協会ではその名の通りバロック・古典的な室内合奏曲を演奏。これまで新ヴィヴァルディ合奏団に15年間在籍、ライプツィッヒ弦楽四重奏団、ベルリン弦楽四重奏団、安田弦楽四重奏団などとの共演や、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団などの客演首席を務めた。聖徳大学音楽学部、桐蔭学園女子弦楽部、横浜国立大学管弦楽団などで若手の育成にも情熱を注ぐ。
宇都宮高校でコントラバスと出会い、上智大学卒業後にプロ奏者を目指し東京芸大とベルリン芸大で学ぶ。コントラバスを佐々木 等、今村 晃、永島義男、故ライナー・ツェッペリッツの各氏に師事。

大西 ますみ(チェンバロ)

6歳からピアノを弾き始める。都立駒場高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業。大学在学中、師である井上直幸氏のNHK「ピアノのおけいこ」でアシスタントを務める。高校、大学とチェンバロを弾く機会を得てチェンバロに興味を持つ。ドイツ政府奨学金給費生(DAAD)として北西ドイツ・デトモルト音楽大学へ留学、チェンバロを学ぶ。卒業後ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。現在は室内楽やオーケストラのチェンバロ奏者として演奏を行いながら、後進の育成、また幅広い年齢層に音楽の楽しみを指導している。ピアノを手塚幸子、高儀洋子、井上英子、成田えみ、松浦豊明、井上直幸各氏に、チェンバロをヴァルデマール・デーリング教授に師事。

アディ倶楽部

音楽を愛好する人が、気軽に集える空間を

ホールではなく演奏家の自宅で、演奏を身近で聴き、実際に楽器に触れてみたり、お茶を飲みながらの会話を楽しんだり、ワインを飲んだり...プライベート・コンサートを開いています。音楽を通して、より楽しいお付き合いを生み出したいという思いから「アディ倶楽部」が生まれました。