臍下丹田(せいかたんでん)

こんな言葉があるのをご存知ですか?

実は8月の川崎市長杯に向けて、T.M.さんとは1度も合同練習出来ずに、試合に臨んだ。皆、練習の成果を市長杯に、とか言っているので、私達も心配したけれど、彼の事は知っているので大丈夫と当日を迎えた。

第1試合、良いところなくボロ負け。1試合でも勝とう!とチームの3人は気持ちを入れ替え、何か良い感じのT.M.さんに第2試合からジャックボールをお願いする。すると良い場所にビタビタッとつける!そして、私達も少しずつ調子を上げて行きました。

彼が剣道有段者なのは知っていた。ボッチャの投球の時も、剣道の感じが出ている投げ方でかっこいい!残念ながら彼の投球フォームの写真は無いのでお見せできません。

ビタビタに決めた彼!

れいんぼうアマビエを考え描いたのも彼。暗いイメージのアマビエ、それをレインボー🌈に。Tシャツ👕にして市長杯に出よう、と考えたのが2年前。コロナ禍で生まれたレインボー・アマビエ・Tシャツ、ありがとう。

終わってみればなんと銅メダル、表彰式の準備が整うまでの時間、3人の力の発揮というよりチーム力、助け合い、補い合いが良かったね、2試合目に勝てた時の青ボールの縁起を担いでジャンケンに勝っても後攻の青ボールを選択した事も良かったね…と小声で喋っていた空気感が記憶に残っています。

そして「この大会の為には一度も一緒に練習出来なかったけど、Tさんはひとりで沢山練習していたんですね」と話し掛けたら「いや一度も練習出来なかった、だからとにかく気持ちを集中させて投げました」というような話で、その時は納得して聞いたのだけど、後日、とても大切なことを聞いた気がするけど、良く思い出せなくて、改めてその時話してくれた事を教えてもらいました。

T.M.さん曰く
「技術は練習できなかったので、気持ちというか、集中力しかない、って思ったんです。集中するために、居合をしていた時の呼吸法が少し役に立ちました。
特別なものではなくて剣道でも相撲でも、同じです。昔の日本人が普通に意識していた臍下丹田(せいかたんでん)です。」

意識して集中する。大事な事だと思います。

彼は絵だけではなく、消しゴムスタンプ作りも上手!

雄二氏はコントラバス奏者。れいんぼう川崎の「虹の会」で弾いた後に彼が描いて下さった宝物。

その後、臍下丹田を意識して投げると良いボールが届くようになりました。驚きの変化です。今後は演奏する時にも意識しなくちゃなりません。

市長杯のお陰で「臍下丹田」を知ることが出来ました。

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